美容で自分を好きになるってどういうこと?【ご自愛美容vol.1】

こんにちは。船山葵です。本日から、わたしのブログかnote(noteは不定期更新)で、美容と心をつなげるようなコラムを書いていきます。突然ですが、数年前から“ご自愛”という言葉が広がっていき、わたし自身は正直、このご自愛という言葉をあまり使っていませんでした。

けれど今回、書籍の出版にあたり、編集者さんと話をする中で「わたしが言いたいことって、ご自愛美容?」と思うことがよくあって。なのでこれからは、ご自愛美容に関するコラムやおすすめのコスメ、メイク方法などもお伝えしたいなと思います。

どうぞよろしくお願いいたします*

そもそも「ご自愛美容」とは?

美容系のブランドに限らず、お洋服のブランドなどでも“自分を好きになる”といったキャッチコピーをよく目にすることがあります。確かに美容、お洋服などを通じて、自分を好きになることができたら、すごくハッピーだし、もっと自分でいることが楽しくなるはず。

けれど実際のところ、“自分を好きになる”ということは、わたしにとって、ものすごくハードルが高いものだと感じています。そもそも自分を好きになるってどういう状態?と16年間、ずっと思っていたし、悩んでいた分野でもあります。

きっと「ご自愛」という言葉の意味は人それぞれ。わたしが考えているご自愛美容は、「セルフ美容を通じて、自分のことを大切にする。自分を大切にする瞬間が増えていくことで、自分のことをいいなと思ったり、好きになれる美容」のことです。

ちょっといいかな?と思う部分が積み重なる状態

人によって考え方はそれぞれだけれども、ご自愛美容とは、自分の外見や内面を問わず、「ちょっといいかな?」と思える部分が増えていく。もしくは、嫌だなと思う部分があってもそれをスルーできるくらい、いいところを見る習慣が、美容を通じてできていること。

例えば、朝晩のスキンケアを美白特化のものに変えてお手入れをし続けたところ、鏡に映る自分の顔色がなんだか明るくなってきた。(心の声:あ、ちょっとよくなった?)

パサパサな毛先が気になったから、美容院に行って痛んだ毛先をカットしてもらったあとに、自宅でも毎晩ヘアオイルを少量つけてからドライヤーをし続けていると、髪の毛がちゅるんちゅるんになってきた。(心の声:ちゃんとケアをすれば、自分の髪の毛でもいいやと思える?)

肌全体のくすみやポツポツとできてきたエイジングサインが気になって、ファンデーションで隠し続けているのがいやだから、思い切って美容クリニックでケアをしてもらう(心の声:わぁ、よくなってきた!この状態をできるだけキープしたいから、お家でのケアも頑張ろう!)

といった少しずつ見た目が変わっていく瞬間や、それに合わせて気持ちも少しずつ前を向いていく瞬間。自分を好きになるためには、この「瞬間」がたくさんあることが大事だと考えています。

わたしの場合は、「美容」を通じて自分に対する気持ちが大きく変わったので、美容を例にしています。世の中にはたくさんの美容法やコスメをはじめとする化粧品がたくさんあります。その方法やアイテムを使うことで、なんだか今の自分がいいなとか、前までは好きじゃなかったけれど、ちょっと好きになれたな、とか。そういう気持ちが増えていくことで、自分の心の中だけで「今のわたし、いい。好きかも?」と思えてくるのでは、と考えています。

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初の書籍発売中!

『だれかになりたいんじゃなくて、わたしを好きになりたい』(株式会社WAVE出版)
定価 1,650円(税込)
ISBN 978-4-86621-457-3

誰かの生活や容姿を自分の基準にするんじゃなくて、“わたしを基準”にして自分を楽しむ。
誰かと比べて疲れたり辛くなる時間を増やすんじゃなくて、わたしを大切にするための美容習慣で、自分のいいところ、好きなところを知ったり見つけたりする時間を増やす。

そんな方が増えてほしい、という想いでわたしが一冊、頑張って書き上げた美容エッセイ本です。